ラミクタールの中毒症状

ラミクタールは、世界中で500万人以上のてんかん患者に使用され、様々なタイプのてんかん発作に効果がある薬で、成人にも小児にも適応ができ、予後不良で難治性のレノックスガストー症候群へも適応可能となっています。
ナトリウムチャネル(タンパク質)は、蓋のついたトンネルのようなもので、ナトリウムチャネルの蓋が開くと神経が興奮し、開きっぱなしになると、てんかん発作が引き起こされます。
ラミクタールには、神経細胞を興奮させるナトリウムチャネルの働きを抑制する働きがあり、神経の過剰興奮や抗けいれん作用に効果があります。
しかし、ラミクタールは、軽微な中毒疹の発現率は非常に高く、急激に増量するのは禁物で、週単位で漸増することが推奨されています。
中毒疹といっても、どこの皮膚科でも対応できるほどの発疹ですが、200人に1人の割合で全身の皮膚が腐敗し、ただれるスティーブンジョンソン症候群が発症します。
ラミクタールを使い初めは、特に女性の場合は顔に中毒疹が出ると恥ずかしい思いをしてストレスになると、中毒疹がさらに悪化し、てんかん発作を引き起こす可能性が高まります。
そのため、中毒疹が出ても生活に支障がない、夏休みなど長期休み前に服用することが望ましいです。
順調にラミクタールを使用していても、仕事や勉強が忙しい時や失恋した時などストレスがあると、突然、中毒疹が発生することもあります。
抗てんかん薬のデパケンと併用すると、代謝が遅れるので服用量を減量する必要があり、逆に、血中濃度を低下させる抗てんかん薬(フェニトイン、カルバマゼピン、フェノバルビタール)と併用する場合は、服用量を増量する必要があります。
また、ラミクタールはカルバマゼピン(向精神薬)と併用すると、吐き気やめまい、かすみ目などの副作用が出る恐れがあります。